[sugj-tech:7697] Re: manpages/vfs_fruit.8.xml その3 (was: manpages/vfs_fruit.8.xml の訳検証のお願い)

TAKAHASHI Motonobu/高橋 基信 monyo @ monyo.com
2017年 6月 28日 (水) 00:36:25 JST


たかはしもとのぶです。

書きやすいところから書きますが、

> また
> > ただ、ソースコードをみると、このパラメータを yes にすると、
> > 常に FILE_GENERIC_ALL が返却されるようになりますが、
> 
> とのこと。ソースのどの箇所を見てのお話かは分かりません。

source3/modules/vfs_fruit.c を、readdir_attr_max_access で
検索してみてください。

> そこで改めて気付いたのですが、
> 当初の私の訳文、今はアクセス許可かパーミッションかの用語選択の観点のみ
> のご指摘でありますが、そもそも当初の訳文、おかしいですね。
> なにかというと、その訳文のままでは、当該パラメーターを yes にしても
> no にしても、"ユーザーの実効アクセス許可" はいずれも最大になる、という
> 意味になりませんか? 原文の前段部分と後段部分、つまりは yes にするか
> no にするかによって、何が違うのでしょう? 原文は何を語っているのでしょう。
> 実際の処理との関連はどうなっているのでしょう? 分からなくなってきました。
> ここもご助言頂きたく。

たとえ話ですが、UNIXのパーミッションを例にとると、
no にすると、実際のパーミッションの設定に関わらず、常に 
rwx を返却する。

yes にすると、ファイルのパーミッション値や umask の値などを
参照の上、ユーザが設定可能なパーミッション値を計算して
返却するといったところです。

yes の場合ファイルごとにパーミッション値の計算ロジックが入って
処理が重いので、常に rwx を返すというダミーロジックに置き換えたいと
いったものと同様の趣旨のパラメータになります。

具体的には、先ほどの通りでソースコードの該当箇所を参照して
ください。

> > 「アクセス許可」は Access Control List の訳として、Microsoftが
> > 使っている技術用語です。ですので、同じ言葉を訳す際にも、Windows の
> > 話をしている場合は「アクセス許可」と訳し、Linux 系の話をしている
> > 場合は ACL やパーミッションと訳しています。
> 
> Microsoft が「アクセス許可」と定義しているのかどうか、私は分からない
> のですが、ご発言内容、本当に正しいですか?

Google で「アクセス許可 site:microsoft.com」とかで検索すればいろいろと
出てくると思います。例えば

・アクセス許可とは
 <https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc771375(v=ws.11).aspx>

とか。

> 「アクセス許可」という用語を使うにしても、今考えている文面では、
> 当該パラメーターが「アクセス許可」を返すという文章であるわけなので、
> アクセス許可を返すというのは、しっくりしません。

Microsoft社が勝手に作った日本語には、例えば「ホストする」といった
ものとかもあって、個人的にも非常にしっくり来ません。

ただ、これは郷に入っては郷に従え系の話だと割り切っています。
なお、

> アクセス許可を返すというのは、しっくりしません。

であれば、「アクセス許可情報を返す」とすればよいと思います。
よろしくお願いします。

-- 
TAKAHASHI Motonobu/高橋 基信 <monyo @ monyo.com>


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