[sugj-tech:7684] Re: manpages/vfs_fruit.8.xml の訳検証のお願い

Michio Matsuyama michio_matsuyama @ yahoo.co.jp
2017年 6月 26日 (月) 17:39:55 JST


>> -----
>> #1 オプション fruit:zero_file_id の説明箇所
>> -----
>> 原文1 (XML)
>>
>> <para>A <emphasis>global</emphasis> option whether to
> return
>> zero to queries of on-disk file identifier, if the client
>> has negotiated AAPL.</para>
>>
>> 訳文1 (XML)
>>
>> <para>グローバルオプションであり、クライアントが AAPL の調停を
>> 行っている場合に、ディスク上のファイル識別子を検出するならば
>> ゼロを返すかどうかを設定する。</para>
>
> 調停中に、ディスク上のファイル識別子を検出したならば、

'has negotiated AAPL' ですから「既に調停が済んでいる」ものと
解釈しました。そのため「調停中」と訳すと、調停している最中、
といった意味になり原文の意図には合わないと思います。

それから return zero まわりに関してですが、そこも異議があって
真正直な直訳で言いますと、「ファイル識別子を検出する目的で
ゼロを返す、というように設定するかどうか」ということと思います。
ご指摘のような「ディスク上のファイル識別子を検出したならば、」
と訳すと、全く論理が変わってきてしまいます。

> Mac 関連に詳しい方の見解待ち?


>> -----
>> #2 オプション fruit:zero_file_id の説明箇所
>> -----
>>
>> 原文2 (XML)
>>
>> <para>Mac applications and / or the Mac SMB
>> client code expect the on-disk file identifier to have the
>> semantics of HFS+ Catalog Node Identifier (CNID). Samba
>> doesn't provide those semantics, and that occasionally cause
>> usability issues or even data loss. Returning a file identifier
>> of zero causes the Mac client to stop using and trusting the
>> file id returned from the server.</para>
>>
>> 訳文2 (XML)
>>
>> <para>Mac アプリケーションや Mac SMB クライントコードはディスク
>> 上のファイル識別子を前提としていて、HFS+ カタログノード識別子
>> (HFS+ Catalog Node Identifier; CNID)の意味を持たせている。
>> Samba ではこの意味を持たせるようなことはしていないため、有用性
>> の問題を引き起こすことがあり、データ消失の可能性さえある。
>> ファイル識別子としてゼロを返すことは Mac クライアントがサーバー
>> から返されるファイル識別子を利用することを止めることである。
>> </para>
>
> ファイル識別子としてゼロが返ると、Mac クライアントはサーバから
> 返るファイル識別子を信用しなくなり、使わなくなる。
>
> くらいでいかがでしょうか。

ご指摘の方が良いと思います。
この後、matsuand が書き換えますか? 
その場合はチケット担当を matsuand に戻してください。


> <!-- 原文START
>               <para>Return resource fork size in SMB2 FIND
> responses.</para>
>               <para>The default is
> <emphasis>yes</emphasis>.</para>
> 原文END-->
>               <para>SMB2 FIND レスポンス内にリソースフォークサイズを返す。</para>
>                               レスポンス中で
>
> の方がいいかなあ。

これについてはお詳しい方に意見を頂きたいのですが、
SMB2 FIND レスポンスは SMB2/Find Response パケットデータを意味するのかな
と想像し、ちょっとだけソース source3/modules/vfs_fruit.c を覗きにいきました。
全く分からないんですけどね。なんか構造体の中に値が埋まっていて、それを
取ってくるようなイメージを抱いたのです。

config->readdir_attr_rsize = lp_parm_bool(
        SNUM(handle->conn), "readdir_attr", "aapl_rsize", true);

この真偽如何で話は変わりますが、もしそうであるなら、
「レスポンス中」と訳すと、「レスポンスを返している最中に」といった意味になり
好ましくないように思います。一方、確かに「レスポンス内に」というのも不十分に
思えてきました。「レスポンスデータ内に」というのも、この意味が正しければ
ありだと思います。いかがでしょうか? > お詳しい方へ


>> -----
>> #3 オプション readdir_attr:aapl_max_access の説明箇所
>> -----
>> 原文3 (XML)
>>
>> <para>Return the user's effective maximum permissions in SMB2
> FIND
>> responses. This is an expensive computation, setting this to off
>> pretends the use has maximum effective permissions.</para>
>>
>> 訳文3 (XML)
>>
>> <para>SMB2 FIND レスポンス内に、ユーザーに対する有効な
>                               で

SMB2 FIND レスポンスの話ですので同上。


>> アクセス許可の最大値を返す。これを求める処理にはコストが
>
> 実効最大パーミッション を返す の方がいいかなあ。
> いわゆる rwx はパーミッションとして訳すほうがすんなり来る
> 感じなので。
>
>> かかる。これをオフにした場合は、有効なアクセス許可の最大値
>> が用いるものとして扱われる。</para>
>
> ここも最大実効パーミッション でどうでしょうか。
>
> この辺は Mac 使っている人のコメントが欲しいところ。


それで良いです。
私もパーミッションがしっくりするので当初はそう考えたんですが、
他所にて「アクセス許可」って訳しているところ、ありましたよ^^;
統一要、です。後々・・・

matsuand

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Michio Matsuyama
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