[sugj-tech:7728] Re: ネゴシエートの訳語

TAKAHASHI Motonobu/高橋 基信 monyo @ monyo.com
2017年 7月 5日 (水) 01:52:17 JST


たかはしもとのぶです。

> > わたしも install, installation については、動詞形の「インストール
> > (する)」を使いますが、これは慣例の範疇だと思いますので、install の
> > 訳語のみを理由に動詞形に寄せるべきというのは、理由としては不十分な
> > 気はします。
> 
> 勘違いされていませんか? という内容。
> 私はネゴシエーションという用語の使用を否定していません! OKですか?
> ネゴシエーション用いるのはありと思っています。
> ただし"ネゴシエーションする" という用い方は不適切で、
> 動詞表現するなら"ネゴシエートする"が適当と考えているということです。
> OKですか? 議論かみ合っていますか?

考えは理解できたと思いますが、違和感があります。

> そして私の考えは <原語が動詞>に「〜する」をつけるのが普通で、
> <原語が名詞>に「〜する」をつけるのは不自然ではないかというものです。

上記に従ってネゴシエート、ネゴシエーションを例にとると、

「これをネゴシエートしてから、あれのネゴシエーションを行う。」

といった日本語文が妥当ということになると思います。

※今回の問題のための例示ですので、「これをネゴシエートしてから
 あれをネゴシエートする」にすればよい、といったツッコミは
 なしでお願いします…。

この日本語をみた場合、本来同じ単語であるべきネゴシエート=
ネゴシエーションが、英語表現に引きずられて、別の単語となって
いるように感じます。

英文をみながら英語⇒日本語という翻訳作業を行っていると、上記は
自然に見えるかもしれませんが、一から日本語の文書を作成すると
した場合に、上記のように日本語の品詞によって単語を使い分けるのは
自然とは思えません。ですので、自然な日本語を目指すのであれば、
上記のような英文法を意識した使い分けは行うべきではないと考えます。

日本語でいえば、ある名詞を名詞+するの形で動詞にするといった
文法の中での扱いになりますので、それであれば元の名詞は、今回の
例でいえばネゴシエート、ネゴシエーションいずれでも構いませんが、
どちらかに統一としないと、日本語だけ読んだ際に違和感が出ると
いったところです。

わたしの考え自体はこれで理解されたと思います。

別のメールで記載したとおり、メールで議論しても考えの違いは
収束しないと思いますので、わたしの考えと、その理由を述べるに
とどめたいと思います。

-- 
TAKAHASHI Motonobu/高橋 基信 <monyo @ monyo.com>


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