[samba-jp:22077] Re: FAT32フォーマットのディスク機器を利用した共有フォルダ動作について

ODAGIRI Koji odagiri @ osstech.co.jp
2013年 8月 23日 (金) 10:25:39 JST


OSSTech 小田切です。

>> 1.3-1.5GBとなると、3-40秒くらいで転送が終わるので、20秒くらいの所で
>> エラーになる感じでしょうか?
> 
> クライアントによって若干バラツキがある感じではありますが、概ね30秒
> 程度であると思われます。時間的な部分に関しては考えてみません
> でしたが、何らかの処理でタイムアウトしている可能性も視野に入れた
> 方が良いのかもしれませんね。

記憶が古いですが、
Linux+VFAT+Sambaの仕様だった気がします。

VFATの場合、コピー前に同ファイルサイズ分の0クリアが実行される
仕様だったかと

例えば、2GBのファイルをコピーする前に
VFAT領域を2GB分0クリアしてからコピー開始して2GBコピーなので
VFATには2倍の4GB分のI/Oが発生します。

最初の0クリアはコピー前なので、遅い場合はタイムアウトになったかと

> 同様の症例が発生しましたが、USB接続経由と比較して
> 
> ・ファイル一覧の表示にかかる時間は数十秒程度まで縮まった
> ・1.8GB程度までエラーが発生しなくなった

USB経由はLinuxの場合、I/Oしていると他のI/Oが極端に遅くなったか記憶が
あります。

> 結果から考えると、sambaの中で発生している障害というよりも、USB接続
> されたFATフォーマット形式のディスク機器について、転送速度が遅い事
> からWindows側でタイムアウト判定をしてしまい、その結果として発生
> している症例、と考える事も出来そうです。

Samba側で時間がかかって、Windows側でタイムアウトしてしまいます。

> EXTフォーマットやNTFSと比較して、FATディスクをsamba共有化した際の
> 全体的な速度低下が激しい点など、もう少し確認は必要かと思いますが、
> これ以上改善の見込みが無いならば、仕方ない事として諦めようと
> 考えております。

バグに近い仕様なのであきらめるしかなかったと思います。

Sambaチームに改善要望は出した方が良いと思いますが、
LinuxのVFATモジュールの仕様も関係するので難しいかもしれないです。


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