[samba-jp:19307] Re: Vine 3.2 上に windows の HD を samba マウントする際の permission 等の問題 (Vine 2.2 では問題無 )
TAKAHASHI Motonobu
monyo @ monyo.com
2007年 3月 5日 (月) 00:43:09 JST
たかはしもとのぶです。
From: piyopina @ able.ocn.ne.jp
> Linuxマシン2台(Vine2.2とVine3.2)から
> sambaを使って、windowsのHDにアクセス
> できるようにしてほしいと頼まれたのですが、
> Vine2.2のマシンではuser権限でHDに書き込みができるのに、
> Vine3.2の 〃 書き込みができない
> 等で困っています
手元の Vine Linux 3.1 の環境で確認してみましたが、特におかしいところは
なく、期待通りの動作をしていました。
> [目的・HDのマウント方法]
> A.のHDを、BのPCとCのPCにsambaでマウントして使いたい。
> マウント方法は、
> コマンドラインから以下を打っています
> (実際には1行で書いています)。
> mount -t smbfs -o codepage=cp932,iocharset=utf8,fmask=777,
> dmask=777,username=hogehoge,passwd=hogehoge,uid=500,gid=500,
> //hoge1/ /hoge2/hoge
この場合、Linux 側から見ると、すべてのファイル/ディレクトリがパーミッ
ション 777 で owner が uid 500 、group が gid 500 となるはずです。
> (b)groupのパーミッションにsがついている&
> othersに対してwパーミッションが出ていない
> (b')userでファイルは読めるが、書けない
> rootならファイルの読み書きができる
> (b")userでディレクトリは作れるが、
> その中にファイルは作れない
なぜ、ファイル/ディレクトリのパーミッションが fmask や dmask の設定を
うまく反映できないのかが不明ですが、おそらく現状は 2775 のようになって
いるかと思いますので、その場合、上記の挙動自体は正当です。
> [解決したいこと]
> まず、C.のPCで、smb.confに相当する(?)設定ファイル
> およびその設定方法等を教えていただけませんか?
この ML でも何度か出ている話ですが、mount.smbfs コマンドは、基本的に
Samba とは独立したコマンドですので、smb.conf ファイルは不要です。
> (c)rootでchownやchmodをしても
> 許可が無いとの事で 変更できない
> (usedmod,groupmodはコマンドがなかった)
> (3)A.のHD上に対して、windows上でuidやパーミッション等を
> 設定する専用ソフトは付属していなかったようです。
>
> そして、
> (ii)C.のPCでHDをマウントした後で
> 任意のディレクトリやファイルに対して、
> (root権限で)chmod/chownをできるようにしたいです。
> (iii)マウントされるディレクトリが
> B.のマシンだとroot.rootでマウントされる。
> C.のマシンだと1000.1000としてマウントされる。
> これを、共に、個々のユーザーでマウントできるように
> したいです。
これらは、Windows と Linux のセキュリティモデルの違い上無理です。
Windows のファイル共有にアクセスする際には、必ず何らかの Windows ユー
ザとして認証する必要があります。共有内のファイルに対しては、Linux 側の
ユーザに関わらず、必ず該当の Windows ユーザの権限でアクセスが行なわれ
ます。
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TAKAHASHI, Motonobu (たかはしもとのぶ) monyo @ monyo.com
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