[samba-jp:19280] Re: add/change/delete share command 用のコマンド

Eisaku YAMAGUCHI eisaku @ ist.aichi-pu.ac.jp
2007年 2月 23日 (金) 18:15:44 JST


山口です.

十数年前の経験談を一つ...

Perl からシシテムコールを呼んでいた事例においてです...
善意の他の管理者によって,Perl 一式が更新されたのですが,事前検証が十分
にできず,しばらくしてサービス範囲の規模の大きなサーバがシステムごと落ち
ました.(主要管理者出張のため24時間以上不在の時に限って... って奴です)

From: Takahiro Kambe <taca @ back-street.net>
Subject: [samba-jp:19278] Re: add/change/delete share command 用のコマンド
Date: Fri, 23 Feb 2007 17:32:57 +0900 (JST)
> 
> In message <sa4irdt9tqt.wl%fumiya @ samba.gr.jp>
> 	on Fri, 23 Feb 2007 17:13:30 +0900,
> 	SATOH Fumiyasu <fumiya @ samba.gr.jp> wrote:
> > > > > > 冒頭の/usr/bin/env の意味がよく分からなかったです。特に引数も付けていない
> > > > > > わけで、どういう意味があるのだろう、と。
> ...
> >    プログラムの所在は環境変数 PATH の指定に基づいて検索される。
> > 
> > という記述ですね。
> スクリプトを実行するプログラムが、PATHの設定に従って変わる可能性がある
> というのを好まないという考え方もあります。

Perl でも version に依存する要因などで,複数の版を持っている事もあると
思いますが,PATH の出現順序が常に適切になるかというと,そうでもないと
思います.

システムの設定とか,特定ユーザの設定を変更したらその影響があると困るもの
は,現物を直接指定する使い分けもまた,重要かと思います.

冒頭の例では,システム維持に必須なコマンド類等と,ユーザ等に提供する
サービスに必要なコマンド類とが切り分けられていなかった事を反省させられ
た一例ですが,特に critical な部分は,十分に権限を持った管理者の中で
検証 + 監視を行って更新しないと悲しいことになりますね... という事例でした.


環境に依存しにくいものであれば,env を使った方が便利だというのは同意です.
しかし,万能だとは思いません.
ですから,個人的には env の使用は状況次第です.
状況依存ですが,メリットとデメリットとの両方が一緒に伝わって貰えると
良いと思います.

--
Eisaku YAMAGUCHI



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