[samba-jp:18756] Re: Sambaファイルサーバとウィルス対策

kenn @ hhq.suzuki.co.jp kenn @ hhq.suzuki.co.jp
2006年 6月 30日 (金) 10:37:18 JST


長沢です。

# まじめに調べたわけではないので、話半分に聞いてもらえるとありがたいで
# す。

商用UNIXや一部のLinuxディストリビューション向けには、Windowsと同様にファ
イル書き込み時に検疫を行う(オンアクセススキャンなどと呼ばれるようです)
アンチウィルス製品が存在します。Sambaの公開ディレクトリを含め、OS全体
を保護するにはこういう製品を選択した方が良いと思います。

話をSambaに限れば、Sambaが提供するVFSという仕組みを利用して、Sambaの公
開フォルダに対して前述のオンアクセススキャンを提供するsamba-vscanとい
うソフトが存在します。

http://www.openantivirus.org/projects.php

近藤さんのメールにあるF-Secureの製品も、同じようにVFSを利用するタイプ
のようです。

Sambaサーバー上できちんとウィルス対策を実施しようとすると、選択肢は上
記のいずれかになると思います。

# 具体的な製品の選択はまた別の話。


「Sambaサーバーにおけるウィルス対策」というと、基本的には「Windowsクラ
イアントから書き込まれるファイルのウィルスチェック」という話になると思
うので、

・アクセス権を適切に設定して、不必要な人に書き込み権限を与えない
・書き込み件を持つ人が利用するクライアントにはアンチウィルスを導入する

の2点が確保できれば、Sambaサーバー側でウィルス対策を実施する必然性は
「今のところ」それほど高くないと考えます。とはいえ、ひとたびウィルスが
蔓延した場合の被害を考えると、2重・3重の防御体制を敷いておいても損は
無いと思います。



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