[netatalk-ja:0461] Re: ZFS ARCとの組み合わせ

i oichinokata @ oichinote.com
2015年 5月 25日 (月) 23:58:45 JST


当方、FreeBSD10.0をZFSで運用しています。

サーバスペック
  Pentium G630T (MEM 16GiB)
  ARC 15GiB (DRAM)
  ZIL 8GiB (SSD)
  L2ARC 16GiB (SSD)
  データプール(upool) (HDD)
  FreeBSD 10.0

クライアントスペック
  MacBook Pro Retina 13 (Early 2015) i5 (MEM 16GiB)
  USB3-GigabitEtherアダプタで接続
  OS X 10.10.3 Yosemite

Netatalk 3.1.7とSamba 3.6.25で、比較してみました。ARCは次の設定でON/OFFしてます。
# zfs set primarychache=all upool/export/a
# zfs set primarychache=none upool/export/a

ベンチマークはfioで、なるべくCristalDiskMarkの測定条件に近づけた状態で測定しています。

         seqread    seqwrite  randread512k  randwrite512k
AFP低下率 -55.2%       -38.6%      -80.2%          -34.8%
SMB低下率 -81.9%        10.7%      -86.3%          -71.0%

Netatalk(AFP接続)の場合、確かに、Sequential/Randomとも、Read側の落ち込みの方が大きいですね。
Samba(SMB接続)の場合、Random Read/Writeとも同じように落ちています。Sequential Writeが速くなっているのが不思議ですが。

ブログにグラフを載せてあります。

ZFSでARCの効果を調べる : プラスα空間 <https://oichinote.com/plus/2015/05/effect-of-arc-on-zfs.html>

お市のかた

> 2015/05/25 17:47、Yoshiyuki HARAOKA <haraoka @ gmail.com> のメール:
> 
> 原岡でございます。
> 
> FreeBSD9.3とNetatalkを組み合わせて使ってます。
> Netatalk 3.1.xとZFSを組み合わせた場合に、ZFSの
> ARCの設定を
> zfs set primarychache=none  /mnt/a/
> とかにしてZFSのARCを止めてみました。
> 
> すると、readだけ極端に遅くなってしまいます。
> Sambaも同時に動かしたりしてますが、そちらは
> 何も影響が出てない様にみえます。
> 
> これについて何か経験された方とかいらっしゃいますか?
> 
> 
> --haraoka



netatalk-ja メーリングリストの案内