[sugj-tech:7884] 翻訳トピック: ピリオドの扱い
matsuand
michio_matsuyama @ yahoo.co.jp
2017年 10月 31日 (火) 11:21:53 JST
matsuand です。
翻訳作業に関して気付いたことを示します。
今作業中の manpages/idmap_rid.8.xml において、
既訳部分で以下のような訳表現を見つけました。
----- ここから -----
RID 用の Unix ID は以下の方法で計算される:
ID = RID - BASE_RID + LOW_RANGE_ID.
----- ここまで -----
お気づきでしょうか? 計算式の最後にピリオドがあります。
段下げした部分(計算式部分)も、センテンスの一部として扱い、
最後にピリオドを打つという、英文ならではの作法と思います。
日本語文書においては、句点(。)を打ったりはしません。
ですから日本語文への翻訳にあたっては、これは取り除くべきです。
極めて瑣末です。見逃してもいいくらいです。ただ私はこだわる性分です。
-----
似たような表記として、引用符で囲まれた表現が1文の最後に位置したときに、
最後にピリオドを打ちますが、そのピリオドが引用符の外に置かれる場合と、
引用符の中に置かれる場合があります。アメリカ英語とイギリス英語の違いです。
例:
This study examines the "Bowen Ratio".
This study examines the "Bowen Ratio."
参考:引用符のコンマとピリオド(英米の違い)
https://www.enago.jp/learn/period-and-comma-placement-with-quotation-marks.htm
Samba の場合、主開発者がオーストラリアの方のようなので、
どちら寄りなのでしょうね?...
この場合も日本語訳にあたってはピリオドを取り除くべきです。
特に引用符内にピリオドが入り込んでしまっていると、ついついわすれがちに
なりますが、私はこだわる性分から、そこを注意するようにしています。
以上です。
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