[sugj-tech:7810] Re: レビュー依頼: smbdotconf/security/checkpasswordscript.xml

TAKAHASHI Motonobu/高橋 基信 monyo @ monyo.com
2017年 7月 23日 (日) 23:09:09 JST


たかはしもとのぶです。

> > Date: 2017/7/23, Sun 21:22
> > Subject: [sugj-tech:7805] Re: レビュー依頼: smbdotconf/security/checkpasswordscript.xml
> ...
> 
> > ○without any substitutions
> ...
> 
> >> substitutions は "su" コマンドや "sudo" コマンドを使うなどして root ユーザー
> >> に明示的に切り替えて、の意味。
> >
> > という解釈は技術的に正しくありません。
> >
> > 訳としては現状訳の「置換操作なしに」でも誤りではないと思いますが、
> > 何の置換操作なし、かが分からず、結局意味がよく分からないとは
> > 思いますので、補足するのであれば、
> 
> ありがとうございます。
> 
> この件についてですが、正直悩まされます。
> これは変数の置換とは想像だにせず、またその話を持ち出しても、かえって
> 混乱するように思います。変数の置換ということば使いをなしにしたいくらい
> です。Samba開発者なら分かる話で、Samba利用者、運用者にはそこまで中身を
> 知らず、知る必要もなく、といったように見受けます。

Samba の変数機能自体は、Samba 技術者であれば知っておくべき
話だと思います。

Samba の試験である LPIC 300 とかにも出てきます。ですので、
「Samba 変数の置換」と明記すれば、この文書の対象読者であろう、
Samba 技術者(構築者、運用者)であれば理解できる(べき)と
思います。

もちろん、Samba の利用者が知る必要がある話ではないですね。

これは印象ですが、 Samba のドキュメントで substitution(s) という
言葉は、Samba変数の「置換」として用いられているケースが多い
ような気がします。その意味では、英語ネイティブな Samba 技術者で
あれば、この英語表現でわかるような気もしますが、微妙ですね。

いずれにしても、そうした背景知識なく、英文だけ読んでも
わからないとは思いますので、そうしたところはフォローしたいと
思います。

なお、without any substitutions という一文が追加された経緯ですが、
Samba の AD サーバ機能は比較的最近(といっても 2013 年頃ですが)の 
Samba 4.0.0 以降の機能ですので、それ以前からこのパラメータを使って
きた人からみると、AD サーバの環境では、パラメータの挙動が変わる
ように見えるので、その点を指摘したかったんだと思います。

といっても、そうした「仕様変更」的な記載も、各パラメータごとに
まちまちですし、こうした過去の経緯を知らない人からすると、
単に substitution とだけ書かれても、意味不明な、混乱する記述に
とれてしまうという点については、同感です。

> 基本的にご指摘にそうような、再度のレビュー依頼を出します。

承知しました。よろしくお願いします。

-- 
TAKAHASHI Motonobu/高橋 基信 <monyo @ monyo.com>


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