[sugj-tech:7788] 用語 "session setup" についての質問

Michio Matsuyama michio_matsuyama @ yahoo.co.jp
2017年 7月 19日 (水) 20:39:01 JST


"sessoin setup" という用語について質問します。

まず疑問として思ったことが session setup はどういう意味かということ。
そしてその内容理解次第で、smbdotconf/misc/resetonzerovc.xml の訳出方法が
変わること。"session setup" という用語は、この翻訳プロジェクトが対象
としているドキュメントにいくつか出現しますが、セッションセットアップと
訳している箇所と session setup として訳出を避けている箇所の二通りが混在
しています。などなど...

以下、質問項番をつけて各位への回答依頼をお願いいたしたく。

---------------
[質問1] session setup という語句はどういう意味か? あくまでSamba翻訳
プロジェクトが対象とするドキュメント内で用いられている用語である、
というのが前提です。
SMBセッションを構築するその処理、その処理工程などを指すように感じて
いますが正しいですか? session setup が正しく理解できる説明をお願い
できますか?

---------------
[質問2] session setup は「(SMB)セッションの構築処理(過程)」と仮定した上で、
smbdotconf/misc/resetonzerovc.xml の第一文を訳すと以下になると考えています。
正しいでしょうか? incoming の捉え方が正しいかどうかが最大の悩みです。

原文: (以下 This boolean option は reset on zero vc オプションのこと)
This boolean option controls whether an incoming session setup
should kill other connections coming from the same IP.

直訳:
この真偽値オプションは、これから始まるセッション構築処理が、同一IPから
やってくる別の接続を切断するかどうかを制御する。

試訳:
この真偽値オプションは、セッション構築処理が始まる際に、同一IPからの
別の接続を切断するかどうかを制御する。

incoming は間違っても「入ってくる」という意味ではなく「これから始まる」
の意味であろうと解釈しています。それもこれも session setup の意味次第
とも思っています。

ちなみに現状訳は以下のとおりで、訳不適当と思っています。
現状訳:
この真偽値オプションは、到着したセッションセットアップが、
同一の IP アドレスからの別のセッションを切断するかを制御する。

---------------
[質問3] session setup はSamba翻訳プロジェクトの対象ドキュメント内では
日本語訳がなされておらず、session setup をそのまま用いている箇所が
あります。
Samba3-Developers-Guide/unix-smb.xml
Samba3-HOWTO/TOSHARG-ServerType.xml
smbdotconf/logon/adduserscript.xml

セッションセットアップと訳している箇所もあります。
Samba3-HOWTO/TOSHARG-ServerType.xml
Samba3-HOWTO/TOSHARG-IDMAP.xml
smbdotconf/security/smbencrypt.xml
manpages/wbinfo.1.xml
smbdotconf/misc/resetonzerovc.xml (<== まさに質問2 のファイル)

日本語訳を行って日本語用語として定義するべきではありませんか?
各位の意見はいかがですか?

"セッションセットアップ"と訳すのが一番早いのですが、安直であり、これで
意味が通じるかというと疑問を感じます。

"(SMB)セッションの構築処理" と訳すと、合間に "の" が入ることで一般名詞
であるかのように装うことが出来、用語定義とまではいかずに、さらっと
訳すことが出来ます。一方 "(SMB)セッション構築処理" と訳すなら、きっちりと
した用語として定義する必要があると考えます。

以上、質問1,2,3 についてご意見、ご回答、よろしくお願い致します。
matsuand


sugj-tech メーリングリストの案内