[samba-jp:19758] Re: SambaのPANIC時の調査方法について

Yasuma Takeda yasuma @ osstech.co.jp
2007年 10月 1日 (月) 15:26:32 JST


武田@OSSテクノロジです。

こんにちは。

fukase naoko さんは書きました:
>>> ■環境
>>> CentOS5
>>> samba 3.0.25
>>
>> 1つのやり方として、バージョンを変更してテストしてみてはどうでしょうか。
>> 最新版は3.0.26aなので、そこまでバージョンアップしてみると。
>>
>> 結構バグフィックスされてます。
> 
> そうですか。
> 運用に入ってからPANICのログを確認しているので、
> 残念ながら、そうそうバージョンアップが出来ない状態です。

samba3.0.26aは3.0.25系に対して報告されたバグが修正されている
安定版なので、3.0.25を使い続けるより、3.0.26aにアップデートする
方法で対処するほうがお勧めです。
3.0.24系->3.0.25系へのアップデートはお勧めできませんが、
既に3.0.25で運用に入っているならば、なおさらどこかのタイミングで
3.0.26aにアップデートしたほうが良いと思います。
3.0.26a以降は明確にメンテナンスバージョンとなっていますので、
今後はセキュリティ問題などのクリティカルな問題以外は修正されないと
思います。

>> あとsambaのbugzilla見ると、
>>
>> https://bugzilla.samba.org/show_bug.cgi?id=4434
>> https://bugzilla.samba.org/show_bug.cgi?id=4444
> 
>> がよく似ているような。
>>
>> 落っこちたところが api_rpcTNP ですよね。
>
> 上記bugzillaを確認させて頂きました。
> smb.confにの[global]スコープ内に下記設定を追加し、
> backtraceを用いてcoreファイルの書出しをするよう設定しましたが、
> やはりうまくcoreファイルを書き出してくれない状態です。
> 
> 【追加】
> panic action =
> /usr/share/pkg/samba-3.0.25/testsuite/build_farm/backtrace %d 

これは多分CentOSのデフォルトでcore dumpsizeが0になっているため
coreファイルが生成されていないだけだと思います。

# ulimit -c で0が表示されると思います。
# ulimit -c unlimited をした端末から、smbdを起動すれば
コアファイルを生成できると思います。

> また、落ちているところがおっしゃる通り、 api_rpcTNP ですが、
> これはどのような内容のところなのでしょうか?
> 
api_rpcTNPはソースによると
"Calls the underlying RPC function for a named pipe"
とのことですが、実際にsmb_panic()を呼んでいるところは
さらに3つほど先の関数のようなので、api_rpcTNP()を調べても
直接の原因にはたどりつけないと思います。

api_rpcTNP()内で、関数呼び出しをしていますので、RPCで
リクエストされたコマンドに割り当てられた関数を実行している
中でSIGSEGVが発生していると思います。

Yasuma Takeda <yasuma @ osstech.co.jp>




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