[samba-jp:19469] Re: Samba 3.0.25 Available for Download
ODAGIRI Koji
odagiri @ osstech.co.jp
2007年 5月 15日 (火) 10:12:36 JST
小田切です。
> Samba 3.0.25 のリリースは Samba 3.0.23/3.0.24 に対する単なるアップグレー
> ドリリースという位置づけを越えるものである。すなわち多くの開発が行われ
> て、前回の Samba の安定版リリースから多くの新機能が追加されている。我々
> はプレビューのスナップショットやリリース評価版のテストに手を貸していた
> だいた Samba コミュニティの一人一人に感謝している。一人一人のおかげで、
> この安定版リリースがよりよいものになったと確信している。
しかしまだ安定版といえるか疑問ですね。
仕様変更がかなり多くsmb.confを結構修正する必要があるのでバージョンアップ
は事前調査が必要です。
> Samba 3.0.25 のコードに含まれる主要な特徴は以下の通り:
>
> o winbind のオフラインログオン機能に大きな改良が行なわれた
> o 「net ads join」の際に、セキュアな動的更新がサポートされた
これは
「net ads join」の際に、セキュアにDDNS(ダイナミックDNS)を更新する機能
がサポートされた。(ADのDNSにSambaサーバを自動登録する機能)
と訳した方がいいのでは?
> o Linux の inofity を利用する新しいファイル変更通知のサブシステムが
> 実装された
inotifyのスペルミスですね。
Linux上でLinuxアプリやデーモンがファイルを追加(add or rename)したとき
やNFS経由でファイル更新した時などにWindowsクライアントのエクスプローラが
Sambaからの通知を受けて自動的に再表示する機能です。
> o VFS プラグインで Windows のセキュリティ識別子がサポートされ、同一
> のサーバ上で複数の UNIX ACL の実装を動作させることが可能となった
SolarisのZFSやNFSv4のACL、Mac OS XのACLなどVFSで対応できますね。
> o Windows Vista クライアントとの互換性が向上した。Linux サーバとの読
> み取り時のパフォーマンスも向上した。
> o IdMap および VFS プラグインのマニュアルページが追加された
ここら辺の仕様変更がすごいので使っている方はよく読みましょう。
> オフラインログオンおよび Active Directory サイトのサポート
> ==========================================================
>
> Samba 3.0.25 では Winbind の機能であるオフラインログオンのサポートが飛
> 躍的に向上した。更に Active Directory のサイト情報を持ちてドメインコン
> トローラを動的に決定する機能もサポートされた。
時々ADのセッションが切れてSambaの応答がなくなる、という問題に
苦しんでいる方には朗報ですね。
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小田切 耕司 : odagiri@osstech.co.jp http://www.osstech.co.jp/
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