[netatalk-ja:0494] Re: Trackerのファイルがデカイ件
HAT
hat @ fa2.so-net.ne.jp
2015年 10月 17日 (土) 02:49:38 JST
HATです。
> /usr/local/var/netatalk/trackerの中の
> meta.dbが78GBになってしまいました。
> SSDなので120GBの起動ディスクなので、小さくするなり
> したいのです。。
よくわかりませんが、沢山採掘すれば大きくなる筈なので、採掘する内容を
制限すればよいと思います。
例えば、Time Machine用のボリュームのファイルを採掘しても無意味なので、
そのようなボリュームでは spotlight = no にすべきです。
あと、利用するminerを制限して、検索する必要のないものは採掘しない
ようにするといいと思います。
> ググって
> tracker-control -rというのをやってみましたが
この方法だと一時的に小さくなるだけなので、採掘が進めば結局同じ大きさに
なると思います。
> ホームディレクトリ以下のを処理するみたいで。。(確かユーザごとに
> 作ってると認識してたのですが。。)
Trackerの通常の利用方法だと、ユーザ毎に設定が行われます。
それぞれのユーザの好みに合わせて動作すべきなので、あたりまえの話です。
しかしながら、Netatalkは「共有」のためのソフトウェアですから、
全ユーザのための動作をしなければなりません。
そこでNetatalkは、全ユーザが共通に使えるように環境変数を設定してから、
Trackerデーモンを起動します。
具体的に言うと、etc/netatalk/netatalk.cの以下の部分です。
setenv("DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS", "unix:path=" _PATH_STATEDIR "spotlight.ipc", 1);
setenv("XDG_DATA_HOME", _PATH_STATEDIR, 0);
setenv("XDG_CACHE_HOME", _PATH_STATEDIR, 0);
従って、コマンドラインにてtracker-controlコマンドを使う場合、
予め同様の環境変数をしておく必要があります。
これについては、
http://netatalk.sourceforge.net/3.1/htmldocs/configuration.html
に説明があります。
$ su
# cat .tracker_profile
PREFIX="/"
export XDG_DATA_HOME="$PREFIX/var/netatalk/"
export XDG_CACHE_HOME="$PREFIX/var/netatalk/"
export DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS="unix:path=$PREFIX/var/netatalk/spotlight.ipc"
# . .tracker_profile
#
[別件]
現在のNetatalkは各ユーザのhomeの情報を採掘しないというバグがあります。
これは、Netatalkは起動時に*共有*ボリュームの情報を採掘するように
動作するからです。
Netatalk起動時は誰が接続してくるかわからないので、*ユーザ*ボリュームの
採掘をする設定ができません。
通常のTrackerはユーザ単位で動くのが当然ですが、Netatalkはボリューム単位で
動くので、面倒なことになっています。
Trackerは個人主義、
Netatalkは全体主義です。
私はアナーキーな人間なので、どちらの主義が正しいのか判別できません。
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