[netatalk-ja:0313] Re: Netatalk運用に関する質問

HAT hat @ fa2.so-net.ne.jp
2014年 1月 12日 (日) 18:07:42 JST


HATです。

Sun, 12 Jan 2014 17:41:05 +0900, Oichinokata <oichinokata @ oichinote.com>:

> 1. netatalkのボリュームは、大文字小文字を区別しないのですか?
> 2. FreeBSDでZFS運用しているとき、netatalkとsambaの併用は問題ありませんか?
> 3. netatalk 3.1.0でCDIDのバックエンドにMySQLが加わりましたが、実用性がないのでは?
> 
> 今は、ファイルシステムにZFSを使ったFreeBSDで、netatalk 3.1.0を動かしています。
> 
> 1. netatalkのボリュームは、大文字小文字を区別しないのですか?

昔のnetatalkは区別あり/なしの設定ができましたが、現在は区別ありです。
区別なしの実装は色々と問題があったので、現在の実装は正しいと考えています。

> netatalkのボリュームをマウントして、そこに
> Finderで、"WWW", "www"と言うフォルダを作る事ができます。
> FreeBSD上で見ても、"WWW", "www"と言うディレクトリができています。
> 
> netatalkで、大文字小文字を区別したフォルダを扱えます。
> 
> ですが、CarbonCopyCronerで、大文字小文字を区別するボリュームから、
> netatalkのボリュームにコピーしようとすると、
> 「"diskX"(netatalkのボリューム)は、大文字小文字を区別しないフォーマット」と
> Warningが出てしまいます。

これはちょっと変だと思います。
AFP上でボリュームの情報を取得できますが、「区別あり」のビットを
立てていた筈なので、クライアント側は判断できる筈です。

> このWarningを無視してCCCコピーしても、"WWW", "www"の両方ができるので、
> 問題はなさそうなのですが。

運用でカバーしてください。
そういうフォルダ名は避けて通りましょう。

> 2. FreeBSDでZFS運用しているとき、netatalkとsambaの併用は問題ありませんか?

あります。
FinderInfo、拡張属性、リソースフォークを付けまくったファイルを用意して、
netatalk経由とsamba経由でどのように保存されるか比較してみてください。
samba側での代替データストリームの設定によっても話が違います。

> Netatalk and Sambaのページには、
> 「OS Xから同じ場所にsamba経由とnetatalk経由で接続するな」とありますが、
> 拡張属性の扱いだけを考えれば、共有してしまっても問題ないでしょうか?

拡張属性だけの問題ではありません。

> ファイル名の禁止文字や、排他処理の問題は残りますが。

> 3. netatalk3.1.0でCDIDのバックエンドにMySQLが加わりましたが、実用性がないのでは?

私が本家MLで問い合わせたときは、大規模サーバ用だという返答でした。

> 3.1.0で、MySQLをCDIDのバックエンドにする事ができる様になりました。
> 
> MySQLをバックエンドとして使うためには、
> afp.confに、MySQLにアクセスするためのパスワードを平文で書く必要があります。
> 
> [Global]
>     cnid mysql pw = <パスワード>
> 
> でも、平文のパスワードを一般ユーザに見せたくありません。
> なので、chmod 600 afp.confとしたいところですが、
> この設定をすると、一般ユーザがafp接続をしようとする時に、
> afpdが一般ユーザとして起動されるので、afp.confを見に行って、
> 中身が見られなくて接続に失敗します。
> 
> セキュリティ的に、残念な仕様になっていると思います。

このネタは本家で議論したほうがいいですね。

-- 
HAT


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