[samba-jp:20909] Re: re-exportについて

Takafumi Yonekura takafumi.yonekura @ isilon.com
2009年 11月 20日 (金) 10:54:45 JST


Isilon 米倉です。

>GlusterFSは、NFSと同じようなイメージなのでなんとなく予想はできたのですが、

商用Cluster File Systemの雄(?)として一応コメントしておきますと、
ネットワークでクラスタを構成するファイルシステムが遅い、
という話ではありません。ファイルシステムの出来と性質の問題です。

たとえばIsilonは今はInfiniband接続でノード同士をつないでいますが、
昔は1Gbps Ethernetでノード間接続をしていたものもありました。
それでも、CIFS(sambaベースでCluster File System向けに
Modifyしたもの)でこのMLの議論のレベルでいうと十分高速でしたよ。

ロックについては

>1つ目のsmb.confの posix locking = no は、その制御をGlusterFSに任せる
>という意味で理解できた気がします。

こちらはあたらずしも遠からず、という感じで、

> sambaでアクセスしたときにファイルロックを行わない

こちらは明確に間違いですね。

>posix locking = no だと、Samba が CIFS クライアントから受けた
>ロック要求は POSIX ロックに反映されない (ロック情報は Samba に閉じている)
>ので、「その制御をGlusterFS に任せる」ことは不可能です。

Isilonを例に出すと、ファイルシステム側で
SambaでもNFSでも統一的なロック機構を提供していて、
samba側はposix locking = noにして、直接ファイルシステムの
ロックを獲得し、他のプロトコルから透過的に
ロックがかかるようにファイルシステム側でハンドルしています。
Gluster FSがそこまでやっているとは思えませんが、
世の中にはそういうものもあるよ、ということで。


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