[sugj-tech:7926] レビュー依頼(Was: 担当宣言: manpages/vfs_syncops.8.xml)
matsuand
michio_matsuyama @ yahoo.co.jp
2017年 11月 16日 (木) 21:09:25 JST
----- Original Message -----
> From: matsuand <michio_matsuyama @ yahoo.co.jp>
> To: "sugj-tech @ samba.gr.jp" <sugj-tech @ samba.gr.jp>
> Cc:
> Date: 2017/11/14, Tue 17:54
> Subject: [sugj-tech:7921] 担当宣言: manpages/vfs_syncops.8.xml
>
> manpages/vfs_syncops.8.xml、担当します。
trunk/docs-xml/manpages/vfs_syncops.8.xml を更新しました。r3016
ほぼ全文、修正しました。レビューよろしくお願いします。
コミット:
https://osdn.net/projects/samba-jp/scm/svn/commits/3016
チケット
https://ja.osdn.net/ticket/browse.php?group_id=3828&tid=37624
以下、チケットのコメントを引用します。
* 英単語と日本語文の合間に空白挿入。
* 訳修正
* 原文: Ensure meta data operations are performed synchronously.
* 旧訳: メタデータ操作を同期的に実行させる
* 新訳: メタデータ操作を同期実行する。
* 訳修正
* 原文
Some filesystems (even some journaled filesystems) require that a
fsync() be performed on many meta data operations to ensure that
the operation is guaranteed to remain in the filesystem after a
power failure.
* 旧訳
ある種のファイルシステム(いくつかなジャーナルファイルシステムなど)
では、電源失効後にファイルシステム中に残っていることをオペレーション
が保障するために、多くのメタデータ操作に対して fsync() が実行される
ことを要求する。
* 新訳
ファイルシステムの中には(ジャーナルファイルシステムの場合も)、
停電発生後にメタデータに対する操作がファイルシステム内に維持される
ことを保証し、大半のメタデータに対して fsync() が実行されることを
必要としているものがある。
旧訳にて誤記「いくつかな」。また「...に残っていること」の主部がなく
意味不明。「オペレーションが保障」も意味不明。
旧訳にて some を「ある種」のように訳すのは典型的な直訳であり不適切。
some は「中には(そういうもの)がある、存在する」の意。
旧訳にて after a power failure を「電源失効後」と訳しており、別訳と
して「電源喪失後」とする例も考えられるが、要は停電のことであり
「停電後」と訳すのが最も分かりやすく、変に惑わすことがなくなる。
* 訳修正
* 原文
This is particularly important for some cluster filesystems which
are participating in a node failover system with clustered Samba.
* 旧訳
これは、クラスタ化された Samba において、ノードフェイルオーバーシス
テム中に参加している、いくつかのクラスタファイルシステムにおいては
特に重要である。
* 新訳
クラスター化された Samba を含むノードフェイルオーバーシステムに参加
しようとしているクラスターファイルシステムにとって、このことは特に
重要となることがある。
訳が難しいが、上記のように修正した。
* 訳修正
* 原文
On those filesystems the vfs_syncops VFS module provides a way to
perform those operations safely.
* 旧訳
それらのファイルシステムに対して、vfs_syncops VFS モジュールは、
それらの操作を安全に実行する方法を提供する。
* 新訳
こういったファイルシステムに対して vfs_syncops VFS モジュールは、
メタデータに関する操作を安全に実行する方法を提供する。
旧訳は「それらの」が重複していて適切でない。「あれ」「それ」が分かり
にくくなりそうな場合は、具体的な用語をあえて補うことも効果的。上の
新訳では「メタデータに関する」を補った。
* 訳修正
* 原文
Most of the performance loss with the vfs_syncops VFS module is in
fsync on close().
* 旧訳
vfs_syncops VFS モジュールをによる、多くのパフォーマンス低下は、
close() 中の fsync である。
* 新訳
vfs_syncops VFS モジュールの性能は、close() 内の fsync において
低下することが多い。
旧訳は日本語が極めて不自然。
* 訳修正
* 原文
You can disable that with syncops:onclose = no that can be set
either globally or per share.
* 旧訳
これは、グローバルまたは共有単位のどちらかで、syncops:onclose = no
を使うことによって無効にできる。
* 新訳
syncops:onclose = no を設定すれば、これを防ぐことができる。設定は
グローバルと共有ごとのどちらでもよい。
旧訳の「無効にできる」は、何を無効にできるのが不明。
* 訳修正
* 原文
On certain filesystems that only require the last data written to
be fsync()'ed, you can disable the metadata synchronization of
this module with syncops:onmeta = no.
* 旧訳
最後のデータが fsync() で書かれることのみを要求する特定のファイル
システムでは、syncops:onmeta = no を使ってこのモジュールのメタ
データ同期を無効にすることができる。
* 新訳
ファイルシステムの中には、最終のデータが fsync() によって書き込まれ
さえすればよいものもあるので、この場合は syncops:onmeta = no の設定
を行えば、このモジュールのメタデータ同期を無効にできる。
旧訳は日本語らしくない。
* 訳修正
* 原文
This option can be set either globally or per share.
* 旧訳
このオプションはグローバルまたは共有単位で設定できる。
* 新訳
このオプションはグローバルと共有ごとのどちらでも設定できる。
* 訳修正
* 原文
The vfs_syncops VFS module can also be disabled completely for a
share with syncops:disable = true.
* 旧訳
vfs_syncops VFS モジュールは、syncops:disable = true を使って共有
に対して、完全に無効化することもできる。
* 新訳
syncops:disable = true の設定を行えば、共有に対する vfs_syncops
VFS モジュールの機能を完全に無効とすることができる。
訳し方を変更。
* 訳修正
* 原文
This man page is correct for version 4.1.0 of the Samba suite.
* 旧訳
このマニュアルページは Samba システムバージョン 4.1.0 用である。
* 新訳
このマニュアルページは Samba バージョン 4.1.0 以降に向けたものである。
sugj-tech ML の「訳提案: manpage の VERSION における説明文の訳」に
従い、訳変更。
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