[samba-jp:20958] Samba3.4.5 + full_audit + Office2003 で書き込めない
塚田 剛文
tsuka.jzua @ pref.kanagawa.jp
2010年 1月 26日 (火) 12:00:53 JST
塚田と申します。
Samba3.4.5で、Excel2003(SP3),Word2003(SP3)で、書き込めないという現象が
発生しています。同様の方はいらっしゃいますか?
☆環境
(サーバ)
CentOS 5.3
Samba3.4.5(configure optionなしでソースからビルド)
(クライアント)
Windows XP SP3
MS-Office2003(WORD,EXCEL) SP3
☆現象
vfs objectに full_auditを登録した状態で、共有上のExcelファイルを開き、内容を変更し、
上書き保存、または、終了すると、「ディスクがいっぱいです。」OK後「ファイルを保存できませんでした。」
とダイアログが表示され、保存に失敗します。
同様に、Wordで保存すると、「ネットワークまたはファイルアクセス権のエラーです。
ネットワーク接続が取り消された可能性があります。」OK後「文書を保存できませんでした。」と
ダイアログが表示され、保存に失敗します。
vfs定義行を消し、full_auditを無効化するとこの現象は発生しません。また、full_auditの代わりに
auditを使用すると、この現象は発生しません。
また、samba 3.4.3でも同様の問題が発生します。RHEL5.4環境でも同じです。
なお、私自身の調査ではないですが、samba3.3.10では発生しないとの情報も得ています。
また、samba3.4.5 + Office2007では、発生しないという情報もあります。
☆testparmの結果
Load smb config files from /usr/local/samba/lib/smb.conf
rlimit_max: rlimit_max (1024) below minimum Windows limit (16384)
Processing section "[smbtest]"
Loaded services file OK.
Server role: ROLE_STANDALONE
[global]
dos charset = CP932
unix charset = CP932
display charset = CP932
workgroup = WGTEST
netbios name = SAMBA-TEST
log level = 2
log file = /var/log/samba/%m.ulog
max log size = 2000
strict allocate = Yes
oplocks = No
level2 oplocks = No
[smbtest]
path = /home/smbtest/
read only = No
vfs objects = full_audit
full_audit:facility = local1
※最後の二行をコメントアウトまた、full_auditをauditにし最後の行をコメントアウトの場合は、
現象に書いたとおり、問題は発生しません。
詳細な調査は、これからですが、テンポラリファイルの書き込みや
属性変更あたりで失敗している印象です。
塚田 剛文@かながわ
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