[netatalk-ja:0252] Re: Mac OS X serverからのrsyncでのデータコピーで不具合

Taiki Kimura taikimura8182 @ gmail.com
2013年 7月 28日 (日) 09:31:33 JST


HATさん


> 話が最初に戻りますが、
> 「netatalkを使うのなら、CentOSとMac間のコピーはnetatalkのみで行なってください。」
> ということですよ。

つまずかず順調にコピーできていたらこの言葉の意味することを経験できなかったので、
本番のファイルサーバ移行前に経験できて良かったなと今思っていますー


> AFPは外部の資源がローカルのHFS+と同じく見えるようにする為のプロトコルです。
> OS XがAFPでボリュームをマウントすると、ご存知のとおりコマンドラインからは、
> /Volumes/ボリューム名/
> というパスに見えます。
> Core Foundationのような高級なものがどうなっているかは別として、
> Unixのような低級な仕組みの場合、それは単なるローカルのパスです。
> OS X上のrsyncはUnix系のツールですから、、ローカルパスからローカルパスに
> 転送しているつもりになっています。本当はネットワーク上の別のシステムです
> が、そんなことには気付いてないでしょう。
> ローカルパスからローカルパスへの転送ならば、OS Xの独自ルールが適用できます。

> OS Xのrsyncのmanpageを読むと、以下のようになっています。
> -E, --extended-attributes   copy extended attributes, resource forks
> OS X独自のresource forksに言及しているので、これは独自拡張に
> 間違いないでしょう。


こちら湯浅さんのご説明とHATさんのご説明で、概念を理解することができました。ありがとうございます。


> ちなみに、CentOSのrsyncのmanpageでは、
> -E, --executability         preserve executability
> 全く別の機能に割り当てられています。
>
> もしかすると、CentOS上のrsyncデーモンの設定をいじれば、OS Xのrsync -Eから
> 送られてくるメタデータを受け取ることができるかもしれません。
> 設定をいじっても不可能ならば、CentOSのrsyncデーモンのソースを改造して、
> OS Xのrsync -Eを受け取るようにできるかもしれません。
> だとしても、まだ問題があります。受け取ったメタデータをどうやって保存するん
> でしょうか。
> NetatalkがMacのメタデータを保存する方法を完全に理解したうえで、それと同じ
> フォーマットで保存してやる必要があります。
>
> Netatalk3が保存するメタデータを直接読み書きできるソフトウェアは、
> 今のところNetatalk3だけです。
> netatalkを使うのなら、CentOSとMac間のコピーはnetatalkのみで行なってください。


上述しましたが、今回つまづけたことでこちらのMLで大変貴重な情報をお聞きすることができたので、大変感謝しております。
ありがとうございました!


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